アメリカで子育て中のジュリです。
生後6ヶ月から離乳食を始めています。しかし、赤ちゃんは少食で「ライスシリアルを5口も食べれば大満足!」という日々が続きました。食べない時も(汗)。。。
食物アレルギーに対応した食べ物も少しずつ与えていますが、少食なのでなかなか進みません。
そこで食物アレルゲンの食材をまとめて与えられるオートミールを見つけました。「Ready. Set. Food!」という商品です。食物アレルゲン9品目が含まれています。
このページでは「Ready. Set. Food!」を赤ちゃんと食べてみた感想や、ネット上の口コミを紹介します。
- 「Ready. Set. Food!」を食べてみた感想
- ネット上のいい口コミ・わるい口コミ
結論としては、
- 「Ready. Set. Food!」のプレーンはわたしは苦手な味でした。赤ちゃんも苦手な味だったようで舌で押し出して食べてくれませんでした。
- 味噌汁やホットケーキに混ぜたら食べてくれたので、調理方法は研究中です!
- うちの子の場合、スプーン1〜3口ほどの少量では、アレルギー反応が出ませんでした。今後は食べる量を増やしていき、アレルギー反応がないか見守っていきます。
- ネット上の口コミでは、赤ちゃんが食べやすいことと食物アレルゲンの食品を簡単に与えられることから、おおむね評価が高かったです。しかし、赤ちゃんの中にはアレルギー反応が強く出て嘔吐した、という口コミもありました。
【この記事をかいた人】
2022年にハワイ州で出産。小児科医やCDCサイト、Google検索を頼りに子育て中。
身体を動かすのは大好きだけれど、少食。ママからは「コスパのいい赤ちゃん」と言われている。
離乳食でアレルギーを確認!「Ready. Set. Food!」を食べた感想
赤ちゃんの食物アレルギーの確認については、急ぐ必要はないと考えていました。しかし、毎回ライスシリアルだけでお腹いっぱいになってしまうので、色んなものを食べさせたくて「Ready. Set. Food!」のオーガニック・オートミールも購入。
「Ready. Set. Food!」のオートミールは、2種類のフレーバーが売られています。
- オートミール
- オートミール(パンプキン・シナモン)
わが家では普通のオートミールを購入しました。感想は次の通りです。
赤ちゃんの体調の様子や、実際に食べさせてみて気づいたことは、以下の通りです。
「Ready. Set. Food!」のネット上の口コミ
「Ready. Set. Food!」の購入の決め手は、 Amazon の口コミ件数が多く、評価もおおむね良かったからでした。
味は2種類ありますが、プレーン味もパンプキン味も評価は良かったです。
一方で、評価が低い口コミも。
評価が低い口コミは、「Ready. Set. Food!」のリスクを知る貴重な意見なので、よく読みました。
評価が低い口コミでは、「食物アレルギーの反応が強く出てしまい、嘔吐した」という書き込みが何件かみられました。
どのくらいの量を一度に食べさせたかは記載がありませんでしたが、他の食品と同様に少しずつ与えて様子をみるのが良いと思いました。また、事前に食物アレルギー反応が出た場合の対処法は調べておきました。
評価が高い口コミの中にも、自身の赤ちゃんはアレルギー反応が出て嘔吐した、という人がいましたが、アレルギー有無を早期に確認できることはメリットだといい、評価は高く着けられていました。
ちなみに両親ともに、先天的な食物アレルギーや皮膚のアトピーはなくて、赤ちゃんもアトピーはありません。2人とも飲食店で働いていたことがあり、食物アレルギーの症状やアナフィラキシーショックについては知識があります。わが子は食物アレルギーは多分ないだろうということで「Ready. Set. Food!」を購入。はじめはスプーンに少しすくって食べさせ、1日、次の日まで様子を見ています。
アメリカで売られている「Ready. Set. Food!」とは?
食物アレルゲン9品目を含んだオーガニックのオートミールです。
ちなみに、同社では生後4ヶ月から始められる食物アレルゲンに対応した商品も販売しています。ステージ1〜3までのラインナップがあり、初めはピーナッツ、卵、牛乳を1つずつ母乳ボトルやミルクに混ぜて与えるようです。
食物アレルゲンって何?
食物アレルギーの原因となる物質を、食物アレルゲンと言います。
食物アレルギーを持っている場合、該当する食物アレルゲンを食べたり、吸い込んだりした時に、体が異物を排出するために免疫反応でじん麻疹や湿疹、下痢、咳などが出ます。
免疫反応なので、病気ではありません。
FDAによると、米国では食物アレルゲンの主食品を9つ定めています。[*2]
- 牛乳、卵、魚、甲殻類、木の実、落花生、小麦、大豆、ゴマ
ゴマは2021年に追加されました。2023年1月1日以降に小売店に並ぶ商品のラベルには、ゴマの表記が義務付けられています。
ちなみに、主要な9品目の他に、160以上の食品が食物アレルギーを引き起こすことが確認されているそうです。
160以上って、かなり多い印象を受けました。
主要な食物アレルゲンの食品だけでなく、やっぱりご飯を食べさせたら、赤ちゃんの調子を気にかけるのは大切なんだなー、と気づかされました。
ちなみに、日本では28品目が特定アレルゲンとして定められています。
もし食物アレルギーがあるとわかったら、どうすればいいのでしょうか?
食物アレルギーの対処法は、対応する食品を避けて、不足する栄養を他の食品から補うことだそうです。
アレルギー症状は、身体の免疫機能が反応して出ているだけなので、薬で治すといったことはできないようです。
まとめ
今回はアメリカで発売されている「Ready. Set. Food!」を食べた感想やネット上の口コミを紹介しました。
食物アレルギーのうち、ピーナッツについては興味深い話があります。
アメリカ小児科学会では、2008年のガイドラインにて「乳児にピーナッツを早期に摂取するべきではない」としていましたが、2015年には真逆の方針を提示しています。現在は、「ピーナッツについて生後4〜6ヶ月の早い段階から導入することを推奨」しています[*3,4]。
夫と話したのですが、やはりその時代の研究結果によって、食物アレルギーや、広く取ればより良い子育て方針というものは変わってくるようです。何を信じて子育てするかは、保護者が誰を信じるかによります。
食物アレルギーの進め方については、「Ready. Set. Food!」を購入したものの、今は買う必要はなかったかもと考えています。食物アレルギーは大人になってから後天的に発症することもあるので、今はアレルギーチェックを急ぐより、色んなものを食べさせて、食事に関心を持ってもらえたらいいなと思っています。
参考文献
- Ready. Set. Food!, ORGANIC BABY OATMEAL.
- FDA, Food Allergies, upd 01/10/2023.
- helthey.children, AAP Clinical Report Highlights Early Introduction of Peanut-based Foods to Prevent Allergies, upd 3/18/2019.
- AAP, The Effects of Early Nutritional Interventions on the Development of Atopic Disease in Infants and Children: The Role of Maternal Dietary Restriction, Breastfeeding, Hydrolyzed Formulas, and Timing of Introduction of Allergenic Complementary Foods, upd 4/1/2019.
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