アロハ、ジュリです。
数年遠距離だった夫を追いかけて、ハワイ島コナに2年前に移住。
以前は東京で働いていたので、そこと比べると、ハワイ島は超リッチな北海道のようです。
こちらでの生活にも大分慣れてきたので、ハワイ島移住の実態をぶっちゃけていきたいと思います(*°∀°)=3
【ヤバい】ハワイ島移住で驚いたこと
実は、アメリカは今、景気がいいです。
失業率が低いのです。
あらゆるモノの値段が上がっていますし、同時に給与もちゃんと上がっています。
(わが家の収入については、夫は駐在員で日本の給与体系、そして私は無職なので、直接的には関係ないのですが…´-`)
とはいえ、アメリカ人にとっても今のハワイの物価は「めっちゃヤバい」らしいです。
何がヤバいのか、データを見てみます↓
ハワイ州は食料品が米国一高い
ミズーリ経済研究情報センターの2023年の報告書によると、ハワイの食料品は全米一高い。
卵の価格で比べてみます。
12個入りの卵パック
- ハワイ州ホノルルでは8ドル
- 大谷翔平選手のいるカリフォルニア州ロサンゼルスでは6ドル
- 米国で一番生活費の低い、ミシシッピ州ジャクソンでは2.63ドル
【参考】エクスパティスタン
同じアメリカなのに、なぜこんなに値段が違うのか…。
理由ははっきりしていて、ハワイが太平洋の真ん中にある島だから。
あらゆる物を船で島まで運ぶには、ガソリンも大量に使うし、人件費もかかります。
最近、驚いたことといえば…
ハワイの食事で有名なアサイーボウル。
アサイーというフルーツは、実はブラジルから輸入していると知った時の衝撃といったらもう。
環境のことを考えると、島内での自給自足が一番やさしい^_^;
ハワイ州は光熱費も米国一高い
Payless Power の2023年の報告書によると、州別の電気料金もハワイ州がダントツの一位。
2023年1月と1年前の料金を比べると、16.3%も料金が上がっています。
なんてこったい…
月平均は403ドル。
本日’23/9/27の1ドル・149円のレートで換算すると、月約6万円です。
なんてこったい…
他の州と比べてみます。
米国内で2番目に電気料金が高い、ニューハンプシャー州やマサチューセッツ州は、月平均284ドル。
うーん、ハワイ州はダントツ高いのか。
たぶん理由は、食料品と同じです。ハワイが島だから。
エネルギーを島で作るのは大変ですもんね。
オアフ島は日本で一番面積の小さい香川県よりも小さくて、ハワイ島も青森県と同じくらいの大きさです。
なので、この小さくて自然豊かな島でエネルギーを作ろうとしたら、大変なんだと思います。
ハワイでは、住宅の屋根に太陽光パネルがあるのをよく見かけます。どれくらい電気代をカバーできているのか、気になっています。
「夏の電気代は大丈夫なの!?」という声が聴こえてきそうです。
実は、ハワイ島は日本の夏よりも涼しいです。クーラーがいりません。窓を開けていれば、涼しい風が入ってくるのが良いところです◎
ハワイ島コナ側は気温や湿度が適度で、本当に住みやすい地域だと思います。
湿度といえば…
ヒロ側はめちゃくちゃ雨が降るそうです。「ヒロに引っ越すなら雨に気をつけろ」というのは、ハワイ島歴が長い方々から口癖のように聞きますね。
ハワイ州は賃料もかなり高い
REALの記事によると、2023 年 7 月時点で、オアフ島の一戸建て住宅の販売価格の中央値は 1,090,000 ドル。コンドミニアムの販売価格の中央値は 500,000 ドルとのこと。
本日’23/9/27の1ドル・149円のレートで換算すると、一戸建てが約1億6千万円、コンドミニアムが7千5百万円です。
州都ホノルルの相場なので、やっぱり高いですね。
オアフ島以外の島になると、相場もやや下がるようです。
個人的にも、ハワイ州全体の物件が値上がりし続けている印象はあります。私が移住の準備を始めた3年前から、既に手頃な物件がないような感じでした。
夫が会社の敷地内に住んでいたので、同居のタイミングで物件を借りるか検討しました。が、突発的な連絡も結構入るので、そのまま会社の敷地内で暮らすことに。
今思えば、お昼ご飯も一緒に食べられて、夫との時間を取り戻せたので、英断でした。家計的にもこんなに上がってしまうと、賃貸料を払い続けられなかっただろうなとも思います。
私の印象にはなりますが、ハワイ島で暮らしている日本人はこのような方々です↓
- 7割: 物件の販売価格が高騰する遥か前から住まわれている方々。ほぼロコの方々
- 1割: アメリカ本土でがっつり働いて、手に職がある方々
- 1割: アメリカ本土でがっつり働いてお金をためて、永住権もあって、退職後に移住してきた方々
- 1割: 国際結婚されてビザもあり、アメリカで生き抜ける方々
- レア: 日本企業から出向してきた方々
【結論】ハワイ島移住はおすすめ?←富裕層かラッキーマンじゃないとムリ!
さて、ハワイ州の食料品や光熱費、賃貸のデータを見たら、ハワイの脅威の物価高を感じ取れたのではないでしょうか。
ハワイ島も、ホノルル程ではないにせよ、物価は高いです。
なので「日本から、ハワイ島移住をおすすめするか」と聞かれたら、富裕層の人ならYesですが、一般ピーポーにはめっちゃ厳しいと伝えると思います。
あとは、日本と違ってカラオケや漫画喫茶、気軽にちょい呑みできるような居酒屋はほぼありません。
なので、ゴルフやサーフィン、ジョギング、フラ、料理などの趣味がないと、ツラく感じるかもしれません。
私はシュノーケルが好きですが、行くのも稀ですし、ブログを書いたり、子どもとダラダラしたりするのが好きなので、ハワイ島をムダ使いしている感はあります…。
とにかく夫と同居したかったので、移住先がアジア系にも優しいハワイ島コナだったのは、ラッキーでした^^;
最後に、ハワイ島コナの住みやすいところをあげて、締めくくりたいと思います↓
- 年中30度までは行かない温暖な気候で日本より涼しい。冬もTシャツで過ごせる
- 湿度も日本より高くて肌が乾燥しない
- 天気は街側はほぼ晴れ。標高の高いコナコーヒーベルト地帯は午前中は快晴で、午後に雨が降ることはある
- コナ空港が近い。日本の直行便があったり(2023年は長期休暇のみ)、他のハワイ諸島やアメリカ本土へ行きやすい
- ビーチまで20分ほどで行けるのでシュノーケルやサーフィンなどのアクティビティがしやすい
- ゴルフは日本より手頃な価格でできる(夫談)
- 地元民御用達のダーツバーがあり、毎週トーナメントが開催されている。アジア人への差別はなくて楽しい(夫談)
- 海亀が甲羅干ししている様子を観察できるビーチがいくつかある
- ビーチではアザラシやイルカと遭遇することも
- コストコやターゲット、セーフウェイ、日本食の取り扱いがあるKTAなど、スーパーがそろっている
- 日本人も唸らせる旨い日本食が食べられる
– シオノ(寿司、ラーメン)
– O’zキッチン(牛丼、豚丼)
– 天下とり(唐揚げ) など - アメリカで最も多様性のある州。人口はアジア系が一番多いので、アジア人差別を感じない
- スーパーなどで、奥さまやお姉さんが赤ちゃんと目が合うと「tiny(ちっちゃくて可愛い〜)」「cute」と赤ちゃんに声をかけてくれる
- 米国本土で活躍されてきた、神レベルのカイロプラクターの先生がいる。日本人なので日本語もOK。最近、ハワイ島に引っ越して来られたのだが、カイロ好きの私にとって最高の出会いに
- コナコーヒーの名産地。地元なのでスタバよりも手頃な価格で味わえる
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