アメリカでは新生児はいつから外出できるのか、ご存知でしょうか?
結論、アメリカの小児科医では、必要な対策をすれば、新生児が外出しても問題ないと言います。
むしろ散歩して新鮮な空気を吸うことは、お母さんと赤ちゃんの気分転換になるそうです。
今回のブログ記事では、アメリカで新生児が外出するのに必要といわれている対策や外出するメリット、筆者のアメリカ体験談などをまとめていきます。
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アメリカで新生児が外出できるのはいつ?
日本では一般的に、新生児の外出は1か月検診が始まる頃まで控えるようにといわれます。
ではアメリカでは、新生児はいつから外出していいとされているのでしょうか?
結論、必要な対策をすれば、新生児が外出しても問題ないといいます。
いつからなら外出しても大丈夫だという医学的に根拠のある時期は定められていないため、生後1ヶ月までは家内で安静にしていなければならない、という訳ではないようです。
アメリカで新生児と外出!日光浴のメリットは?
外出して日に当たるメリットはどんなものがあるのでしょうか?
- 骨の成長を促すビタミンDがつくられる
- 体内時計が整い、昼夜の区別がつくようになる
- 皮膚が刺激され、体温の調節機能がつくられるようになる
大人も日に浴びてビタミンDを増やした方が良い、というのはよく聞きます。
個人的には、赤ちゃんが夜ぐっすり眠れるように日光浴させたいです。
アメリカで新生児と外出する際に必要な対策5つ
外出に必要な対策は次の通り。
- 直射日光を避ける
- 暑さ/寒さに適応できる服装をする
- 人混みを避ける
- 病人は避ける
- 赤ちゃんを触る前に手を洗う
1つずつみていきます。
1. 直射日光を避ける
赤ちゃんの皮膚はとても薄いので、直射日光を避けましょう。
特に、生後6ヶ月未満の赤ちゃんは、日差しの強い午前10時から午後2時までの間は外出することをお勧めできません。
長袖長ズボンを着用し、首の火傷を防止するためにツバの広い帽子をかぶらせます。洋服で覆えない、顔や手の甲、耳などは、15 SPFの日焼け止めを薄く塗ります。
また、木の影やビーチパラソル、ベビーカーなど、日陰に置いてください。
アメリカでは、赤ちゃんを連れてプールや海に行く家族も多いです。なので日焼け止めを塗って、ビーチパラソルなどの日陰に置き、水に濡れたら日焼け止めが落ちてしまうので塗り直すことを推奨しています。
2. 暑さ/寒さに適応できる服装をする
直射日光を避けるために、基本は長袖長ズボン、ツバの広い帽子を着用します。暑ければ風通しのいい洋服を、寒ければ重ね着をして、外の温度に合わせて体温調節するようにしましょう。
3. 人混みを避ける
ショッピングモールや飛行機など、混雑している場所を避けましょう。
特に、近年はCOVIT-19が流行しているため、人混みにいれば細菌にさらされるリスクも増えます。人が多い場所は避けてください。
4. 病人は避ける
難しいかもしれませんが、たとえ好意で家族や友人が赤ちゃんに会いにきたいといっても、風邪を引いていたり体調がわるい人は断りましょう。
特に生後1ヶ月の赤ちゃんは母親から胎盤を通じて免疫をもらっているとはいえ、未だ免疫力は弱いです。
アメリカでは、赤ちゃんの身体が少し成長した生後2ヶ月目から予防接種を始めることが多いです。なので、少なくともその前に病人に近づくのはリスクがあります。
5. 赤ちゃんを触る前に手を洗う
外出先で家族や友人が赤ちゃんに触りたいといってきたら、先に手を洗ってもらいましょう。細菌がついた手で赤ちゃんの顔や手を触ると、赤ちゃんが風邪や病気をもらってしまうリスクがあるからです。
手を洗うときは、キレイなぬるま湯または冷水で手を濡らし、石鹸で少なくとも20秒間手をこすります。20秒は、ハッピーバースデーの歌を2回歌うのが目安です。
アメリカで新生児と海水浴したか尋ねられた驚きの体験談
筆者は2022年夏にアメリカのハワイ島で出産しました。
産後1ヶ月のママの産婦人科検診で、ドクターから「赤ちゃんは海に連れて行った?」と聞かれました。
え、もう入れていいの!?
わが家は日本人夫婦で移住組だったのでびっくり。
「赤ちゃんは水にふれると、ビクッとして可愛いよ!」とのこと。
さすがハワイです。
気候や環境が違えば、子育てもそれに合わせて色が出てくるのだろうと思いました。
ハワイの夏は水温があたたかくて、実は出産の1週間前にもシュノーケルしていたママ。もちろん、健康体だからできたことです。
無菌状態で育てるよりも、自然の菌に触れさせた方が身体が丈夫になると聞くので、近々、赤ちゃんを連れて海に行きたいと思っています。
もちろん、日焼け対策をして短時間にとどめるつもりです!
↓生後7ヶ月に海に入ったときはオムツ機能付きの水着を着せました!
水中でしてしまっても平気ですし、細かい砂が入らないので1枚あると便利です
↓日差しが強いので目元までガードする帽子を被せています
↓タオルは1枚あると便利です。シャワーのないビーチが多いので水筒に水を入れて、下半身だけ流して拭いてます。
まとめ
今回は、アメリカで新生児が外出するのに必要といわれている対策や外出するメリット、筆者のアメリカ体験談などをまとめました。
要点は以下の通り。
- アメリカではきちんと対策すれば新生児の外出は問題ないといわれることが多い
- 外出するときは次の対策をする
- 直射日光を避ける
- 暑さ/寒さに適応できる服装をする
- 人混みを避ける
- 病人は避ける
- 赤ちゃんを触る前に手を洗う
- アメリカのハワイでは新生児を海に入れる人もいる
個人的にはアメリカ人は新生児期からどんどん外に連れ出すイメージでしたが、国としてはきちんと日焼け止めや体温調節を対策してね、と打ち出しているのが意外でした。
わたしも赤ちゃんの身体に負担がかからないように気をつけながら、外出を楽しみたいと思います♪
参考文献
- AAP(アメリカ小児科学会), Sun Safety and Protection Tips – HealthyChildren.org
- AAP(アメリカ小児科学会), Baby Sunburn Prevention – HealthyChildren.org
- CDC(アメリカ疾病予防管理センター),Show Me the Science – How to Wash Your Hands – Handwashing
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