この記事では、海外旅行で卵・乳製品をアメリカに持ち込めるか、米国農務省サイトと口コミで調べた結果を紹介します。
さっそく結論ですが、
調理済みで市販のラベルが貼っていて未開封であれば、卵・乳製品をアメリカに持ち込めます!
詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
アメリカに卵・乳製品を持ち込めるの?→OK!ただし注意点あり
海外旅行客がアメリカへ卵・乳製品を持ち込むときの条件は次の通り。
- 乳製品は、未開封で、調理済みで、市販のラベルが貼られていれば、アメリカに持ち込める
- 卵製品は、未開封で、加工済みで、市販のラベルが貼られていれば、アメリカに持ち込める。ただし、感染国からの調理済み卵または卵製品は、米国税関・国境警備局によって検査される
ソースは米国農務省サイトです↓
【出典】米国農務省「海外旅行者: 牛乳、乳製品、卵製品」(最終更新日2024年4月1日)を翻訳(機械翻訳)
牛乳・乳製品
口蹄疫(FMD)に罹患している国の牛乳・乳製品は、そのほとんどが持ち込み禁止です。 口蹄疫の発生国については、口蹄疫の発生状況ページをご覧ください。
例外は3つあります:
- 乳児用または幼児用の液体ミルクおよび乳製品は、少量(数日分)であれば許可されます。
- 粉ミルクやドライミルクを含む製品(ベビー・幼児用粉ミルク、ベーキングミックス、スープミックス、ドリンクミックス)は、適切にラベル表示されていれば、少量であれば許可される。
- 未開封の包装に入った、市販の包装・ラベル付き、調理済み、保存可能な、完全に完成した食品は持ち込み可能です。
旅行者は、原産国を証明する公式文書があれば、FMDに感染していない国から牛乳や乳製品を持ち帰ることができます。 以下のものが正式な書類とみなされます:パッケージのラベル、書面、渡航を証明するもの(パスポートまたは旅行日程表)、航空便の出発地、販売の領収書、CBPの書類(職員による渡航者への聞き取りに基づくもの)、食肉検査証明書、または原産地証明書。
卵および卵製品
米国農務省(USDA)は、特定の深刻な家禽類疾病に罹患している国から、ほとんどの卵または卵製品を持ち帰ることを旅行者に許可していません:
- 高病原性鳥インフルエンザ
- ニューカッスル病
これらの病気に関する国の状況については、動物疾病ステータスページをご覧ください。
例外が2つあります:
- 未開封の包装に入った、罹患国からの商業包装され、ラベルが貼られた、調理済み、保存可能な、完全に完成した食品は許可されます。
- 感染国からの調理済み卵または卵製品は、米国税関・国境警備局によって検査されます。 完全に加熱されているように見えるものは入国が許可されます。 全体が完全に加熱されていないように見えるものは、特別な証明書と輸入許可証がなければ入国を許可されません。
原産国を証明する公式文書があれば、これらの伝染病にかかっていない国から新鮮な卵や保存卵を持ち帰ることができます。 以下のものが正式な書類とみなされます:パッケージのラベル、書面、渡航を証明するもの(パスポートまたは旅行日程表)、航空便の出発地、販売の領収書、CBPの書類(職員による渡航者への聞き取りに基づくもの)、食肉検査証明書、原産地証明書。
DeepL.com(無料版)で翻訳しました。
(原文)
Milk and Dairy Products
Most milk and dairy items from countries with foot-and-mouth disease (FMD) are not allowed. To find out a country’s status for FMD, visit our animal disease status page.
There are three exceptions:
- Liquid milk and milk products for infants or small children are allowed in small quantities (enough for several days’ use)
- Products containing powdered or dry milk (baby/infant formula, baking mixes, soup mixes, drink mixes) are allowed in small quantities, if they are properly labelled.
- Commercially-packaged and labelled, cooked, shelf-stable, fully finished food items in unopened packages are allowed.
Travelers may bring back milk or dairy products from countries without FMD if they have official documentation to prove the product’s country of origin. The following items are considered official documentation: package label; written documentation; proof of travel (passport or travel itinerary); origin of flight; receipt of sale; CBP document (based on the officer’s interview of the traveler); a meat inspection certificate; or certificate of origin.
Eggs and Egg Products
USDA does not allow travelers to bring back most eggs or egg products from countries affected with certain serious poultry diseases:
- Highly pathogenic avian influenza
- Virulent Newcastle disease
To find out a country’s status for these diseases, visit our animal disease status page.
There are two exceptions:
- Commercially-packaged and labelled, cooked, shelf-stable, fully finished food items from affected countries that are in unopened packages are allowed.
- Cooked eggs or egg products from affected countries will be inspected by U.S. Customs & Border Protection. Items appearing to be “thoroughly cooked throughout” will be allowed entry. Items that do not appear “thoroughly cooked throughout” will not be allowed without special certification and an import permit.
Travelers may bring back fresh or preserved eggs from countries without these diseases if they have official documentation to prove the product’s country of origin. The following items are considered official documentation: package label; written documentation; proof of travel (passport or travel itinerary); origin of flight; receipt of sale; CBP document (based on the officer’s interview of the traveler); a meat inspection certificate; or certificate of origin.
卵または卵製品について引用元を見ると「感染国からの調理済み卵または卵製品は、米国税関・国境警備局によって検査されます。」とあります。
え、卵製品は検査が必要??
2024年4月に再確認したら、日本は該当する2つの病気の感染国ではありませんでした。
しかし、「日本 ニューカッスル病」でウェブ検索すると「日本では在来病である」という記述もあります。
感染している時期もあったのだと思われます。
ということで、実際に卵製品を持ち込んだ人の口コミを調べました↓
アメリカに卵製品を持ち込んだ人の経験談
アメリカに卵製品を持ち込んだ人の口コミを調べた結果、
日本からアメリカには、完全に調理されて商品としてパックされたものは持ち込める
ということが分かりました。
そして調べた限りですが、
「卵製品の持ち込みで検査された」という口コミは、ネットで見つけられませんでした。
実際に何を持ち込んだのか、税関申告はどうしたのか口コミを見ていきます↓
卵が入ったお菓子製品←持ち込めた
アメリカに卵が含まれるお菓子を持ち込めたそうです↓
私はよくアメリカに行きますが、お菓子に入っている卵が問題で没収された経験は一度もありません。私が思うには製品として加工されているかが問題だと思います。生の肉や卵だと菌感染などが心配されるのだと思います。
【引用】OKWAVE「米国への食料持ち込み(鶏卵入り菓子)」
うずらの卵の味付け真空パック←持ち込めた
調理済みのうずらの卵の真空パックも持ち込めたそうです↓
はい、毎度毎度CBPの該当ページを解説しながら、調理済みの卵は日本製品なら、申告が正確ならば実際に問題なく通ると回答しています、、、、
仮に鳥インフルの感染地域でも、完全に調理されて商品としてパックされたものは許可されると書いてありますよね、その添付文書に。
その通りです。
成城石井のうずらの卵の味付けの真空パック、正直申告で何回も普通に通ってますよ。
当方は在米で、1-2ヶ月に1度は食品を持ってアメリカ入国しています。全て正直申告しています。
そのレトルトの卵粥、生じゃないですよね?生じゃなければ全く問題なし。でも
Japanese congee with cooked egg, commercial and vacuum packing.
と、紙に書いて、そのfood listを見せます。それでOK。
【引用】YAHOO! JAPAN 知恵袋「アメリカに旅行などで入国する際の持ち込み制限について…」
税関申告で「商品名 with cooked egg, commercial and vacuum packing.」
と書くのは、
調理済みで市販の包装がされている
がポイントなんだと理解しました。
そして、書きっぷりから察するに、製品を開封して検査されることはなさそう。
米国農務省に卵・乳製品を持ち込めるか問い合わせた結果
卵入りのベビーフードは持ち込めるのでしょうか?
空港で没収されたら困ります。
米国農務省が「さらに詳しい情報が必要なら問い合わせて」とのことだったのでメールしました。
送られてきたリンク先でも調べた結果、
- 乳製品や卵製品は、生ではなく、調理済みで、市販のラベルがついていれば持ち込み可
- ただし、公式文書が必要。公式文書とはラベルや請求書など。用途は原材料を確認するため
- 冷蔵必須のラベルつきは保存安全性が担保できないため、持ち込めない
ということが分かりました!
調べ方をのっけておきます。
米国農務省より「さらに詳しい情報が必要ならメールして」↓
(訳文)
【出典】米国農務省「海外旅行者: 牛乳、乳製品、卵製品」(最終更新日2022年3月18日)を翻訳
ご質問がある場合、またはさらに詳しい情報が必要な場合は、USDA の動物製品輸出入部門(301) 851-3300までお問い合わせいただくか、 APIE@USDA.gov に 電子メールでお問い合わせください。
問い合わせた商品はこちら↓
- 牛乳や卵入りのお菓子
- 卵入りベビーフード
1日足らずで返信が来て、
「こちらのフォームで調べられます」
フォームで検索した結果↓
調べ方、以上。
詳しく分かってスッキリです!
まとめ
この記事では、アメリカに卵・乳製品を持ち込めるか、について調べました。
結論としては、調理済みで市販のラベルに記載があって、冷蔵必須と書かれていなければ持ち込めることが分かりました。
また、卵製品については、ネット上では検査されたという口コミは得られませんでした。
個人的には
- 卵が入ったふりかけ
- 卵が入ったベビーフード
- 牛乳や卵が入った焼き菓子
などが持ち込みOKだとわかってよかったです。
ちなみに、米国農務省サイトには注意文も。
「輸入要件は予告なく変更される場合があります。出荷時に現在の要件を確認するのはお客様の責任です。」
おお、そりゃそうだよな。
頻繁に変わるものではないと思いますが、旅行前に再確認したいです。
最終更新:2024/5/23 ソースのページがリンク切れしていたため2024年4月版に変更
初版:2023/7/30
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