こんにちは、このブログを運営しているジュリです。
このブログ記事では、今、小学生の間で流行っているプログラミングゲーム「ビスケット Viscuit」を紹介したいと思います。
ずばり、ビスケットはゲームをつくるソフトです。指を使ってキャラクターを描いたり、ボタンを押したり、ドラッグ&ドロップできる年齢であれば、何歳からでも遊べるようになっています。

筆者がビスケットを知ったのは、つい最近のこと。日本の小学生とオンラインでペア学習していたら「ビスケットでゲームをつくりたい」と教えてくれました。なんでも小学校の級友が遊んでいて、自分も遊びたいのだけど、うまく環境設定ができなくて困っているとのこと。

確認したら、彼のiPadではブラウザ版がうまく動かないものの、アプリを入れたら問題なく使えました!

無料で遊べて、プログラミングの感覚もつかめる!これはいいぞと、自分でも遊びたくなったので、スマホに入れています。
そこでこのブログ記事では、大人の筆者がビスケット Viscuit で遊んでみて、少々分かりにくかった遊び方や注意点などをまとめています。
このブログ記事が保護者や大人の皆さんにとって、お子さんとビスケットを遊ぶ際の参考になれば幸いです。
ビスケットの運営会社
運営会社は、合同会社デジタルポケットという日本の会社です。
2015年に設立され、社員数は5名!
ITがガラッと世の中の仕組みを変えてから、もう随分と経ちますが、小学生に人気のプログラミングゲームを少数精鋭の日本の会社がつくっているというのは、胸が熱くなります!!
デジタルポケット社は、平成28年度に、総務省の「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業を受託しています。全国のいくつかの小学校で、ビスケットを使った実証講座が行われたようです。
つまり、ビスケットは数年前からプログラミング教育の先駆けとなる教材として使われてきた、実績あるソフトなんですね。
ビスケットの環境設定
ビスケットはアプリ版・ブラウザ版ともに無料で使えます。
- iPad・スマホ →アプリをダウンロード
- パソコン →ブラウザで遊べる
PCのブラウザ版だと絵を描くときにマウスが使いづらいので、お子さんが遊ぶのであれば、iPadにアプリをダウンロードがお勧めです。
▶︎ アプリ版はこちらから遊べます
▶︎ ブラウザ版はこちらから遊べます
ビスケットの対象年齢
ビスケットは、指を使って絵を描いたり、ボタンを押したり、ドラッグ&ドロップできる年齢であれば、何歳からでも遊べると思います。
体感としては、小学校高学年から中学生まででしょうか。
他のブログ記事を読むと、園児のお子さんも遊んでいるのを見かけるので、園児や小学校低学年も、初めは大人と一緒に遊んでみて、操作に慣れればひとりでも遊べると思います。
人間の成長はそれぞれなので、ハマれば年齢関係なく楽しめる、遊び道具になること間違いないでしょう!
ビスケットの遊び方
基本的な遊び方の流れは以下の通りです。
① ゲームをつくる環境を開く
② 絵を描く
③ 絵をゲーム画面に置く
④ メガネを使って絵に動きをひとつつける
⑤ メガネを何個も足していき、絵を動かす
⑥ ゲームを保存する
一つずつ説明します。
⚠︎ 画像はAndroidアプリの画面を使っています。
① ゲームをつくる環境を開く

アプリをクリックしたら、基本的にはじゆうにつくるをクリックします。
- ちびっこ:ちいさいこども専用の環境
- がっこう:学校で使う環境 ⚠︎授業コード必要
- じゆうにつくる:じゆうに遊べる環境 ←こちらでOK
② 絵を描く

ペンのボタンから絵を描きます。
③ 絵をゲーム画面に置く

絵をゲーム画面(画像では緑色)に置きます。
④ メガネで絵に動きをつける

メガネに絵を置いて動きをつけます。
左のメガネが動作前の状態を、右のメガネが動作後の状態を示します。例えば、左のメガネに魚を置いて、右のメガネに左のメガネよりも左に魚を置くと、左方向に魚が泳ぎます!
- Q魚を増やしたかったら、メガネでどのように表現しますか?
- A
左のメガネに魚を一匹置いて、右のメガネに魚を二匹置くと、どんどん増えていきます。

⑤ メガネを足して絵を動かす
一つのメガネが一動作を表します。メガネを追加していくことで、絵を動かすことができます。
- Q「青い魚は赤い魚に追いついたら食べられる」という動きは、メガネでどのように表現できますか?
- A
例えば次のように表現できます。
- 青い魚が左下方向に泳ぐ
- 赤い魚も左上方向に、青い魚より速く泳ぐ
- 青い魚に赤い魚が追いついたら、青い魚は食べられてしまう
- 食べられたマークは一瞬経つと消える

⑥ ゲーム画面を退出
ゲームは左下の中央へ矢印のボタンから退出できます。退出したタイミングでゲームが保存されます。
ビスケットで遊ぶときの注意点
後からつくり直すなら「じゆうにつくる」
後からつくり直したいなら「じゆうにつくる」、操作に慣れるまでは「ちびっこ」を使うのがお勧めです。
詳しい環境の条件を以下にまとめています。
- ちびっこ・じゆうにつくる
- 他の人も自分の作品で遊べる
- 作品は2ヶ月くらいで消える
- ちびっこ
- 作品を保存したら作り直しができない
- じゆうにつくる
- 後から誰でもつくり直せる。ただし、元のゲームはそのまま。後からつくり直して保存すると、その度に新しいゲームが保存される
誰でも遊べる | 後から誰でもつくり直せる | |
ちびっこ | ○ | × |
じゆうにつくる | ○ | ○ |
ルールを守って使おう!
じゆうにつくるは、作品を後から誰でもつくり直すことができます。
この機能はとても優れていて、他の人のゲームで遊んでみて「こんなのをつくりたい!」と思ったら、そのゲームのつくる画面を見たり、さらに手を加えて動かすことができる訳です。
逆にいうと、他人のゲームにいたずらを加えた似たようなゲームをつくることもできます。
公式サイトには、いたずら対策として次のように説明があります。
- 作品へのいたずらや、作品にかんけいのないやりとりはきんしです
- 作品を作った人のばんごうも表示します
- いたずらをする人はかきこめなくします
- わるい作品をみかけたばあいは「みたくない」のボタンをおしてください。みんながおすと、すぐにきえます。
そんな人はいないと思いますが、いたずらしたら嫌な思いをする人はいますし、必ず誰がやったかバレます。ルールを守って楽しく遊びたいですね。
ビスケットのゲームを後から編集するには?
後からゲームをつくり直したければ、
- 「じゆうにつくる」でつくる ⚠︎「ちびっこ」はつくり直し不可
- 作成した日付+ビズケット側で振られるナンバーを控えておく
自分だけでなく、他の人がつくった全ての作品は、日付+ナンバーのフォルダでまとめて管理されています。例えば、2022/10/01につくった場合、2022-10-01-XXというフォルダがいくつもできていますので、自分の作品がどのナンバーに保存されているか控えておきましょう!
でないと、後から自分の作品を探すのはかなり苦労します・・・。


日付+ナンバー以下のフォルダにも、たくさんの作品が保存されています。
ビスケットのゲームを録画するには?
ビスケットには録画ボタンがありません。
ですので、おすすめはiPadやスマホの画面録画の機能を使って保存することです。
画面録画ってなんだ?という方は、「iPad 画面録画」「iPhone 画面録画」「Android 画面録画」などGoogle検索すると録画方法が見つかりますよ!
下の動画もスマホの画面録画の機能で保存しています。
ビスケットで遊んでみた大人の感想
総評としては、ビスケットで遊ぶのは楽しい!
人間本来の欲求なのかもしれませんが、自分の思い描いた通りに絵を動かしてストーリーをつくったり、ゲームをつくったりするのは、単純にワクワクします。
真面目に話すと、
- ビスケットは、直感的にゲームがつくれる。メガネひとつで、左右上下、速さ、回転、増やす、減らすなどの動きが表せるので、こんな動きをさせたかったら、どんな風にメガネを使うかが分かりやすい
- 小学校高学年くらいなら、本人が「ビスケットの遊び方」をYouTubeで見ながらひとりで遊べる(実際、筆者のペアの小学生はそうやって遊んでいた)
- じゆうにつくる環境では、他の人がつくったゲームが面白かったら、つくりかたを見ることができて、さらに自分で手を加えることができる。良いところを取り入れやすい仕組みが良い
- 遊びながら、プログラミング的思考の自分で思い描いたゲームをつくるには、どのような動きの組み合わせが必要で、どんな風にコンピュータに指示したらいいかを考える練習になる
まとめ|ゲームをつくりたい人はビスケットで遊んでみて!
いかがでしたでしょうか?
このブログ記事では、今、小学生に流行っているプログラミングゲーム ビスケット Viscuitを紹介しました。
要点は以下の通りです。
- ビスケットは、ゲームをつくるソフト
- 小学校高学年ならYouTubeで遊び方を見ながらひとりで遊べるくらい、直感的に遊べる
- ゲームを後からつくり直したいなら「じゆうにつくる」
- 操作に慣れるまでは「ちびっこ」を使うのがおすすめ
- 「じゆうにつくる」なら他の人のゲームのつくり方を見たり、さらに動きを加えることもできる。逆に、いたずらもできてしまうのでルールを守って遊ぼう
- ビスケットには録画ボタンはないので注意。ゲーム画面を録画したいなら、iPadやスマホの画面録画の機能を使う
- 大人だってビスケットで遊ぶのは楽しい!
ビスケットが気になった方はぜひ遊んでみてください♪
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