ハワイ島で1番有名な名産品のコナコーヒー。
今年も、コナコーヒー・フェスティバルが開かれたので行ってきました。
土曜は、コナコーヒーベルトの道路沿いに、19もの農家さんが出店。
入場券を購入して、試飲してきました。
気になったコーヒーショップを写真で紹介します☆彡
コナコーヒーフェスティバル2023〜コーヒー&アート・ストロールの感想
炎天下だったので、UCCハワイのアイスコーヒーで涼んでました。そして新商品のバレルエイジドのコーヒーを試飲できて、ほのかなラム酒の風味を感じておもしろかったです。
昨年、豆を買ったMANAKAとHALA TREEはミディアムを試飲。爽やかな酸味を感じて、やっぱり安定しておいしかったです。
もの珍しいという点で印象に残ったのが、ALOHA STAR COFFEE FARMのゲイシャのコーヒー。コナ地区ではティピカという木の品種が主流ですが、高級コーヒーで人気のゲイシャの木からつくられたコーヒーは、風味が全く違った。匂いから違う。昨年は出していなかったと思うので、試飲できてラッキー☆彡
以下、印象に残った農家さんを紹介します↓
UCC ハワイ
まずは、UCC ハワイへ。
日本企業、UCCホールディングス(上島珈琲)のハワイ直営店です。
名物のマスターもお店に立たれていました。
ハワイ島の観光雑誌を見ると、いつもいらっしゃるので、安心感があります☆彡
10時頃に行きましたが、めちゃくちゃ暑かったので、アイスコーヒーが最高でした!
そして、なんといっても新商品のバレルエイジドコーヒーを試飲できて。
数量限定と聞いていたので太っ腹。
コナフェスの良いところですね☆彡
バレルエイジドは珍しい製法なんです。
ウイスキーの樽(バレル)に生豆を入れて寝かすことで、その風味がコーヒーに移るんですって。
たしかに、においをかいだら、ほのかにラム酒っぽさを感じました^ ^
バレルエイジドコーヒー:何カ月もの間、コナコーヒーをラム酒樽の中で熟成させ作り上げます。ラム酒の甘い香りがコーヒーを包み込み、通常品とは一味違う風味を楽しむことができます。
UCC
≫ UCC HAWAII
Kona Coffee & Tea
カイルアコナの街中に喫茶店もある、コナコーヒー&ティー。
実は、店舗に行ったことはないんですよね…
パッケージがオシャレでかわいい。
王道の爽やかな酸味でした。
MAKANA
おいしくて昨年豆を買った農家さんです。
今年も安定しておいしく感じました◎
今回は冒険したいので、豆の購入は見送り。
Konalicious Organic Coffee
米国農務省のUSDA Organic 認定マークがついています。
印象的だったのは、商品の横にカッピングの結果表も置いてあったこと。
カッピングとはQグレーダーという資格を持った専門家が、コーヒーの風味を評価判断すること。
評価結果には、10の指標(Aroma, Flavor, Aftertaste, Acidity, Body, Balance, Uniformity, clean cup, Sweetness, Overall )に対して、3人の専門家の平均値が7.75〜10.00ポイントつけられていました。
一般の私には、この評価がどれくらいスゴイのか、読み取れませんでしたが…
とにかく、農家さんから「風味にも自信のあるオーガニックコーヒーなんだ」ということが伝わってきました!
おいしかったです^ ^
Hala Tree
昨年、気に入ったコーヒーの1つです。
小袋でいくつかの種類を買った記憶があります。
値上がっていて、今年は購入を断念。
ミディアムを試飲して、爽やかな酸味、安定したおいしさを感じました。
おもしろかったのは、アイスコーヒーです!
Ice/hot brew を試したら、あとから舌に残るピリッとした感覚。
なんとチリペッパーの風味なんだとか。
日本にはない組み合わせ。
ピザなんかと、マリアージュしそう。
Greenwell Farm
コナコーヒーの大企業、グリーンウェル農園。
自社にも農園がありますが、巨大な精製機械を持っているので、小さな農家さんが精製を依頼。コナコーヒー業界には、なくてはならない存在です。
コナフェス中は、ピンバッチがあれば無料で90分の農園ツアーにも参加できます。
定番の商品の他に、Mac Nutの風味がついたコーヒーがあって珍しかったので、印象に残りました。
においは甘くて、味は爽やかな酸味。味に甘さはありません。
スイーツは不要で、3時ごろに小休憩するのに、ぴったりな一杯でした。
Oka Family Farm
焼き菓子も一緒に食べれてしあわせ!
コーヒーとの相性が最高^ ^
クッキーやケーキなどと一緒に飲むコーヒーは格別☆彡
Aloha Star Coffee Farm
知り合いの方がびっくりしたと聞いて。
100% Kona Geishaと、ハニープロセスの2つを注文。
前者は木の種類が、後者は精製方法が珍しいです。
コナ地区ではアラビカ種のティピカという木を栽培しているところがほとんど。
ですが、エチオピア在来種のゲイシャの木ということで、かなり珍しかったです。
ゲイシャはスペシャルティコーヒーという、高級コーヒーの市場で、消費者から人気の木なのです。
なんせ風味がとてもいいから!
コーヒーというより、フルーティーな紅茶!
珈琲マニアでもない私の舌でも、ぜんぜん違く感じました\(^o^)/
ちなみに、日本の「芸者」とは、全く関係ないそうです。
一方、ハニープロセスのコーヒーは、今回唯一購入。
一番最後に飲んでおいしかったのと、知り合いの方の飲んだ感想がおもしろくて、つい買ってしまった(笑)
やっぱり口コミは強い!
ランチは14ドルのクレープ
今のハワイ島価格だと、ランチで1人13〜14ドルは良心的だと思います。
ハム&チーズの入ったパリジャンと、チョコバナナ。
おいしかった〜。
コナフェスとは?
コナコーヒー・フェスティバルは、ハワイ島コナ地区で10日間も開かれる、コーヒーのお祭りです。
コナコーヒーのトーナメント(カッピング)から、ミスコンまでイベントが盛りだくさん。
今年で52周年を迎えた、歴史ある行事なんですよ☆彡
ミスコン(ミス・コナコーヒー)には、2年前に観に行かせていただいて。
もちろん容姿ではなく、スピーチと一芸で競い合ってベストだった方が、優勝者に選ばれていました。
一芸はフラダンスを踊られる方が多かったです。ハワイっぽいですよね。
イベントを楽しむコツ〜入場券5ドルでバッチをゲット
コナフェスでは、5ドルの入場券を買うと、色んな体験に無料で参加できます。
まず、ピンバッチがもらえます。思い出に残る☆彡
そして、このピンバッチがあれば、出店でコーヒーの試飲ができたり、期間中の農園ツアーが無料になったりします。
今年のイラストがステキ
毎年、ポスターとピンバッチの絵柄が変わるのですが…
今年のは特に好き!
コーヒーの実を収穫している女性が描かれています。
コナ地区は傾斜が急で機械が入れないのと、小さな農家さんがいくつもあるので、
なんと、コーヒーの実をひと粒ずつ、手摘みで収穫しているんです。
人差し指の爪くらいの実を、手で摘むとは。
おどろき…。
そして、収穫期はだいたい6月〜11月頃まで。なので、ピッキングしている方々は、しだいに日に焼けてかっこいい色に。
ま、サーフィン焼けかもしれませんが。
そんな地元の風景にぴったりな、そして、可愛らしいイラスト!!
これはTシャツもほしいな。
ベスト☆コーヒーを投票して決める!
コーヒー&アート・ストロールは1日限りのイベント。
コナコーヒーの出店には、番号札がかかっています。
最後に気に入ったコーヒーに、投票できるという訳です。
ピンバッチをつけて、試飲して回りました。
チョイ飲みですが、19の農家さんがあるので、結構な量になります。なので、気になったお店をのぞいていくようにしました。
空きっ腹にコーヒーはきついので、朝ごはんはしっかり食べてきました◎
どのコーヒーも違っていて、一緒にいった子と「おもしろいね〜」。
コナ地区で栽培されたのに、肥料や精製方法、焙煎度合いで風味に変化が出るのは、興味深い。
例えば同じミディアムでも、農家さんによって火入れの温度がちょっとずつ違ったり、そもそも精製過程の発酵度合いが違っていたりするので、風味がかわるみたいなんです。
東京でサラリーマンしていたときは、就業後に休憩室の自販機でブラックの加糖アイスコーヒーを買って。喫煙者ではなかったので、それがエナジーみたいな感じで。
残業しに戻るまでのコーヒータイムが、好きだったんですよね…
まさか、コーヒー産地に引っ越すことになるとは。自ずと詳しくもなります。
酒好きな方は、コーヒーも好きなんじゃないかな… (テキトー)
なんせ、日本酒やワインのように、味のバリエーションが豊富だから!
あ、投票し忘れた…。
コナフェスのパンフレット
ピンバッチを購入するとコナフェスのパンフレットも貰えます。
1ページ目には一番のスポンサー、UCCの広告があります◎
地方を盛り上げる企業の存在って大事ですよね。
パンフレットには
- イベント概要
- 歴代のカッピング大会で優勝した農園一覧
- 地元のスポンサー企業はどこなのか
- ミスコンに出場される学生さんの写真
などが載っているので、結構おもしろい。
公式サイトからもPDFをみられたらいいのになあ。
ハワイ島のコナコーヒーとは?
アメリカのハワイ州で一番大きな島、ハワイ島。
1841年、コナ地区にコーヒー農園が誕生。
なんと今年で182年目☆彡
今では、コナ地区の筆頭産業の1つ。
コナコーヒーは、ハワイ島コナ地区でとれたコーヒー豆のうち、ハワイ州が検査して基準を満たした品質の良い豆だけが、「Kona Coffee」のラベルをつけて流通できます。
ハワイ島のコナ地区は、火山灰という独特の土壌と、午前中は晴れて午後には雨が降る気候がコーヒー栽培に適しているんですって。
現在は、650の農家さんが経営しているそうですよ。
日本ではコナコーヒーは、キリマンジャロやブルーマウンテンに並ぶ、世界三大コーヒーの1つ。
生産量が少ないことや、手積み収穫なこと、栽培地がアメリカで人件費も高いことなどから、品質と労力に見合った、高い値段で取引されています。
一方、地元では、スタバよりも手頃な値段で味わうことができます。
ハワイ島へ訪れた際には、農園ツアーと一緒に一杯飲むと、最高の体験になると思います。
さいごに
今回は、ハワイ島コナ地区、最大のお祭り!
コナコーヒー・フェスティバルの様子をお送りしました。
来週いっぱいまで続くので、農園ツアーなどにいけたら、更新していきたいです☆彡
公式サイトを見たら、このイベントのためにアラスカ航空や、キング カメハメハ コナ ビーチ リゾートが値引きしていたようです!
おお〜、豪華。
昨年はアメリカ本土のお客さまがほとんどでしたが、今年は日本からのお客さまもたまに見かけました^ ^
円安ドル高で、日本から海外旅行しにくくなっていますね…
アメリカの金利政策が、早く落ち着くといいな。
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