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8月6日なので海外の友人に向けて原爆についてポストしてみた|米バービーツイッター炎上を受けて

映画バービーの炎上を受けて海外の人に原爆についてポスト ハワイ島生活

先日、「映画バービーの炎上について思うこと〜海外の人にも聞いてみた」というタイトルでブログを書きました。

ブログの内容は、

【映画バービーの公式ツイッターがバービーと原爆ネタを融合させた画像に対してリプで乗っかり炎上した】件について、

私自身は「某映画担当者は原爆の被害について全く知らなくて、そして、決して日本人を傷つけようとしてリプした訳ではないと思う。だから、自分が悲しむ必要はない。」という感想を持ったことです。

しかし、本件について、アメリカの小児科医で日本人の内田舞先生の寄稿文を読み、考えが少し変わりました。

この記事では、

  • 自分がなぜアメリカ人と原爆の認識に差があってしょうがないと受け入れていたのか
  • そして、内田先生の寄稿記事を読みどんな風に考えが変わったのかをつづった後、
  • 海外の友人に向けて原爆についてポストした内容

をまとめていきたいと思います。

アメリカ人と原爆の認識に差があってしょうがないと思っていた理由

私は、アメリカにとって原爆は社会主義国と対等な関係を築くための道具の一つだと捉えています。

つまり、原爆はアメリカを守る道具の一つ。

その道具をアメリカ政府が、アメリカ国民にネガティブに伝える訳がないと思うのです。

大学の歴史の講義で、印象に残っている言葉があります。

国の歴史は、現政府にとって都合の良い解釈で、国民に教育することができる」

日本は戦後、GHQが入り改革が行われたという異色な歴史を持つため、あまりピンと来ないかもしれませんが、他国の代表的な歴史観を調べてみると「確かにそうだよなー」と納得したものです。

だから、原爆の被害について、アメリカの学校で教える訳がないだろうなと。

昭和生まれの夫に歴史観について聞くことがありました。

「日本が他の国に酷いことを沢山したんだ」と先生から教育を受けた、と話していました。

(彼は実母がアジア系で、母親の祖国に行くたびに違和感を覚えたと言います。「日本人は悪く思われてない?」大学生になって色んな歴史観を自分で学んでいったそうです)

また昨年、日本の小学5年生の男の子と話す機会がありました。歴史の動画を見ていたら「原爆を落としたのはアメリカなの?(日米は)仲がいいから意外だ」と言っていました。

もちろん、アメリカのおかげで日本はいち早く経済復興できたことも事実でしょう。

話を戻すと、現政府が国政を進めやすいように、歴史観は国によって教える内容に色がつくのは自然なこと。だから、当事者の国民でも原爆の被害を知らないことはしょうがない、と思っていました。

それに、私自身も立派な人間じゃないし・・・。

日本兵が他国にしてきた残虐な事実を、全部は知らない。

だから、ちょっと公式が乗っかったくらいで怒るなんてできないよなって。

ところが、内田先生の記事を読んで「しょうがない」が変わったんです↓

アメリカで働く内田舞先生の記事を読んだ感想

アメリカの小児精神科医で、日本人の内田舞先生。

彼女の祖父は広島出身で、現在も親戚が多く住んでおり、幼少期から広島での原爆体験を聞いて育ったそうです。

10年前にアメリカ人の学生からこんなことをいわれたと言います↓

10年以上前のことですが、アメリカ人の学生とこんな会話がありました。その学生は日本語を学び、日本を訪れたときに広島の原爆記念館を訪ねたそうです。そこで日本人が「こんなことをしたアメリカ人は絶対に許せない」と言っていたのを聞き、それに反感を覚えたと話しました。

アメリカがあのタイミングで原爆投下して、どれだけ破壊力があるかを世界中に知らしめられたことで、冷戦中の核兵器使用が防がれた。世界の滅亡を避けられたじゃないか。大体、日本は被害者なのか。ユダヤ人大虐殺をしたドイツと連盟を組んで、他のアジアの国にもひどいことをしたじゃないか。それでいて第二次世界大戦といったら原爆投下の被害ばかり語るのっておかしくない? そもそも戦争中っていろんな国がめちゃくちゃひどいことをしたわけだから、日本が、日本が、って核兵器についてばかり言うのはおかしいと思う

FRAU, 「「原爆投下は正当だった」アメリカ人学生の言葉に日本人精神科医が返した言葉」,公開日2023/8/6

このような言葉を言われたら、なんて返したらいいんでしょう・・・。

私も原爆資料館を訪ねたことがあるので、日本人の気持ちがわかります。

そして、アメリカ人学生の「戦争中はいろんな国がめちゃくちゃひどいことをしたわけだから、日本が、日本が、って核兵器についてばかり言うのはおかしい」というのも共感できました。

内田先生は勇気を出して次のように言います。

その場にいた日本人は私ひとりだったので、とても孤独な状況でしたが、私は勇気を出してこう発言しました。

日本が他国にした酷いことはもっと語られなければならない。戦時中、日本国政府が日本国民に発したメッセージの問題に対しても、もっと学ばなければいけないことはたくさんある。日本国政府が当時、国際政治の中でのよくない判断があったことも間違いない

さらに続けてこう言いました。

でも、それでも私は、日本から『Never Again(二度と繰り返さない)』というメッセージは発し続けなければならないと思う。

誰かの責任だということは簡単だけど、それだけが注目されるべき問題ではない。核戦争や核兵器についての議論が『冷戦での使用を防ぐための投下』というような、『理論的には』と、実体験から隔離された机上の空論のように語られることは良くないことだと思う実際、原爆投下後のヒロシマやナガサキでどれだけの人がどのように亡くなったのか……。 投下とともに熱波で瞬間的に消えてしまった命、爆風にとばされた人、ガラスのかけらが体中に刺さった人、皮膚がとけ落ちてしまった人、ひどい火傷で川に飛び込んで亡くなった人、白血病で血を吐きながら亡くなった人、親を亡くした子どもたち……。もっともっと様々な生き様がそこにあり、その人々のストーリーなしには核兵器は語られるべきではない。それがNever Againに繋がると思う

FRAU, 「「原爆投下は正当だった」アメリカ人学生の言葉に日本人精神科医が返した言葉」,公開日2023/8/6

この言葉を読んで、私の「しょうがない」がとんでいきました!

私はどんな理由があっても戦争を始めてはならないし、核使用にも反対です。

私自身は影響力のある存在ではないけれど、それでも理論的に戦争を始めたり核を使ったりするような状況を避けるために、できることってあるなと気づかされました。

8月6日なので原爆について海外の友人に向けてポストしたら

先ほど、言語パートナーを探したり、テキストを添削しあったりできるSNSで、原爆についてポストしてみました。

私も自分の子どもたちのために、何かしたいと思ったからです。

8月6日と9日は日本で重要な日です。たった78年前に、原子爆弾が広島と長崎に落とされたからです。

第二次世界大戦では日本人はとても悪いことをしました。他の国の人々を傷つけました。決して許されることではありません。

しかし、原子爆弾を落とされた初めての国でもあります。私は戦争反対、核使用を反対です。どんな正当性があっても、核兵器は今後二度と絶対に使ってはなりません。

だから、二度と原爆が使われないために、原爆の話を世界の友人たちに少ししたいと思います。日本は小さい国でリーダーシップもそんなにありません。だからこそ、世界の友人やリーダーに頼りたい。

日本人は歴史の授業で必ず原子爆弾の被害者について学びます。毎年その日のニュースでは、被害者のインタビューが流れます。修学旅行では、広島の原爆ドームにいき、爆風で溶けてなくなった人間の影を見ます。地獄よりも残酷な光景でした。原爆の熱風で焼け死んだ人、川へ入ったけれど熱湯でなくなった人。もし生き残っても、2、3年後には白血病で苦しむ人。広島出身の日本人は、更に詳しい話を祖父母から聞いて育つそうです。

どんな正当性な理由があっても、原子爆弾は使ってはいけない。それがこのポストで友人に伝わればいいなと思います。

August 6 and 9 are important dates in Japan. Because only 78 years ago, atomic bombs were dropped on Hiroshima and Nagasaki.

The Japanese people did very bad things in World War II. They hurt people in other countries. It is never forgiven.

But we were also the first country to have an atomic bomb dropped on us. I am against war and the use of nuclear weapons. No matter what the justification is, nuclear weapons must never be used again.

So I would like to talk a little bit about the atomic bomb to my friends around the world so that it will never be used again. Japan is a small country and does not have so much leadership. That is why I would like to rely on our friends and leaders in the world.

Japanese people always learn about the victims of the atomic bomb in history class. Every year, interviews with the victims are shown on the news that day. On a school trip, we go to the A-bomb Dome in Hiroshima and see the shadows of human beings melted away by the blast. It was a sight crueler than hell. Some were burned to death by the hot winds of the atomic bomb, others went into the river but died from the boiling water. If they survived, they would suffer from leukemia two or three years later. Japanese who were born in Hiroshima grew up hearing even more detailed stories from their grandparents.

No matter what the justification, the atomic bomb should not be used. I hope that is what this post conveys to my friends.

本来、このSNSは、日記や翻訳してほしいことをポストする楽しいSNSなので、反応がないかもしれない、と思っていました。

しかし、半日ほどでアメリカやエジプト、ポーランド、ドイツ、インドのユーザーから「いいね」で反応があったのです。

(このSNSはBadボタンはないのです)

ゴミみたいな自己満だけど。

平和な世界に向けて、ポストしてみて良かった!

さいごに

余談ですが、内田舞先生は私の信頼している先生の一人です。2022年、妊娠中に先生のツイッターや記事を読み、精神的に助けられました。

そして、素晴らしいキャリアからは想像がつかないような、アメリカ職場での差別経験も

>>「史上最年少の日本人研修医」でも劣等生扱い…ハーバード大准教授が語る「私がアメリカで生き残れた理由」

先生は頭もいいけど頑張り屋ですごい、そんな人が日本の方を向いて日本語で発信してくれるって、めっちゃ有難いです。


参考記事
・FRAU, 「『バービー』を巡る原爆軽視は氷山の一角。日本人精神科医がアメリカで感じてきたこと」,公開日2023/8/6, 参照日2023/8/6.
・FRAU, 「「原爆投下は正当だった」アメリカ人学生の言葉に日本人精神科医が返した言葉」,公開日2023/8/6, 参照日2023/8/6.

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