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【ハワイ島】出産体験記|無痛分娩の予定が普通分娩に

ハワイ島で出産 ハワイ島出産

先日、ハワイ島のコナ・コミュニティ・ホスピタルで赤ちゃんを出産しました。わたしはアメリカでは一般的な、無痛分娩で出産する予定でしたが、病院に着いた頃には子宮口がかなり開いており、麻酔を効かせる時間がなかったために、普通分娩で出産しました。

この記事では、陣痛が始まるところから、病院で出産して、授乳サポートを受けて退院するまでをまとめています。

ジュリ
ジュリ

この記録が、アメリカで出産される方の何かしらの参考になれば幸いです。

陣痛から出産まで

自宅で陣痛が始まる

日中 赤い線のような、おしるしを確認。

02:00 30分毎に1分間ほど右上尻が痛くなる。これまで痛んだことがない箇所だったので、陣痛かもしれないと思い始める。
アプリ「ルナルナベビー」の陣痛タイマーを使い、痛みの間隔を記録開始。

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05:00 痛みの感覚が15〜10分おきになる。入院に備えてシャワーを浴びる。シャワー中は痛みがまだマシだった。生理中のようにしっかりと血液が出てくる状態に。

06:00 陣痛が始まったかもしれないと、パートナーに伝える。パートナーもシャワーを浴びて、持ち物を再確認。担当Dr.に陣痛が始まったことをメール。

09:00 痛みは10〜5分間隔に。担当Dr.に電話するも日曜で繋がらなかったため、メールして病院へ直行。車内では、痛みのある1分間は涙が出て呻くほどに。

09:30 病院に到着。涙がとまらない状態だったので、車椅子で移動。

10:00 個室に案内される。

ハワイの分娩台
防水シートが引かれたベッドだったので、安心していきめました。

脚に力が入らない状態だったので、看護師さんに手伝って貰いながら、入院着に着替える。その後、防水シートが引かれたベッドへ。腰と股関節に力が入らず、右上尻が痛くて、横になる動きも辛い。

子宮口は既に9センチ開いていた。10センチになったら、いきみ始めるとのことで、子宮口が開くのを少し待つことに。

ハワイで出産
痛みは10段階のうちどのくらいか都度聞かれた。子宮口が9センチのときは10の感覚だった。

麻酔が効くよりも、子宮口が開いて、いきめる状態になる方が早いと判断されて、麻酔は使わず、普通分娩することに。看護師さんから「麻酔が使えないんです、ごめんなさい。」と英語で言われたときは、Noooooと胸の内で絶望しました。

英語が喋れるか尋ねられてNoと答えたら、看護師さんがタブレットを用意してくれて、通訳者と繋げてくれました。陣痛の痛みが引く合間に、いきみ方(プッシュ)の方法を通訳しながら教わりました。

ジュリ
ジュリ

いきむ時は、息を吸って、顔を上げて、10秒フーーと吐くと教わりました。

普通分娩で分娩開始

11:00 主治医は担当Dr.ではなく、当直のDr.が担当することに。当直Dr.は初めてお会いしましたが、自己紹介と簡単な会話を通じて、本能的に「頼れる人」だと感じて安心できました。

Dr.が破水させてくれました。

そして、陣痛の痛みがあるときに、Dr.の合図で3〜4回ほどプッシュを開始。これを赤ちゃんが出てくるまで繰り返します。むちゃくちゃ痛かったです。

夫によると、途中でDr.が会陰を切ってくれたそうです。陣痛の痛みで気づきませんでした。

また、天井の鏡から出てくるところが見えるか尋ねられましたが、寝ていた位置がズレていたのか、見えませんでした。血が苦手なので、見えなくてよかったかもしれません。。

ハワイで出産
天井が鏡になっている。

途中で、いきむのはお手洗いで踏ん張る感覚に近いことがわかり、コツをつかんでからは出てくるまでが早かったです。

陣痛の痛みは20, 30くらいに感じました。

夫がプッシュするときに顔を支えて持ち上げてくれたのは、かなり助かりました。

また、呼吸が荒くなるたびに、看護師さんたちが顔を近づけて深呼吸するように伝えてくれたのは、励みになりました。終盤はもうダメだと半ベソかいてましたが、看護師さんが「あなたならできるよ!Yes! Yes!」と励ましてくれて、かなり心強かったです。

Dr.が「後4セット、プッシュしたら出てくる」というのでラストスパート!

ついに赤ちゃんが誕生!!

看護師さんが直ぐに赤ちゃんを胸の上に乗せてくれて、泣き声を聞いたときは感動しました。夫も涙して頑張ったねと声をかけてくれて、胸の内が温かくなりました。

その後、夫がへその緒を切ってくれました。

子宮もプッシュして出しました。これまた痛かったです。

局部麻酔をして、切ってもらった会陰を縫ってもらいました。麻酔しているので、痛くなかったです。また、塗った糸は自然になくなるとのことでした。

入院1日目(出産直後)

トイレ事情

お手洗いの最初の2回は、看護師さんを呼んで用を足すようにいわれました。便器の中に尿を入れる容器が設置されていて、2回分は尿の量を確認されました。

産後から悪露がたくさん出るので、病院で備え付けの柔らかい布パンツと、大きなパッドを、トイレのたびに変えました。用を足す前後に、痛み止めスプレーを局部に噴射して、用を足したら水の入ったボトルで洗うように案内されました。

ハワイの病院の部屋にあるトイレ
左から使い捨ての布パンツ、洗浄用ボトル、痛み止め。全て持ち帰ることができて自宅でも重宝しました。

勧められて一度だけ股間にアイスパッドを挟んだのですが、かなり冷たかったです。

食事事情

出産して1時間後には、お昼どきだったので昼食が出されました。お腹が空いていて、食べられる気力が戻っている自分に驚きました。

産後から、炭水化物とたんぱく質、野菜をしっかりとるメニューでした。美味しかったです。もちろん夫の分もありました。

ハワイの病院食
産後すぐのご飯もボリューム満点でした。

ワクチン接種

赤ちゃんにTdapワクチンを接種するか尋ねられました。後で小児科でも受けられるそうですが、産まれた直後が最も病気にかかりやすいので、ワクチン接種をお願いしました。

授乳サポート

看護師さんから授乳指導を受けました。ミルクを選ぶこともできるようです。

退院まで、2〜3時間おきに、母乳を赤ちゃんに飲ませました。赤ちゃんにおっぱいを咥えさせるのに苦労しました。何回か看護師さんに手伝って貰いながら、泣いている赤ちゃんの首を支えて飲ませることに成功しました。

赤ちゃんの首を結構強く抑えていいんだな、と印象に残りました。

また、看護師さんから、赤ちゃんの舌が短めなので乳首を咥えるのが難しいといわれて、ニップルシールドを使うことも教えてもらいました。これは、帰宅後の授乳にかなり役立ちました。

ハワイの病院でもらったニップルシールド
病院から支給されたニップルシールドは、授乳するときに役立ちました。

オムツ事情

病院に備え付けのオムツがあって、赤ちゃんが泣いたら取替えました。2〜3時間ごとにパートナーと手が空いている方が取替えて、退院する頃には二人とも上達していたように思います。

入院中の赤ちゃんの母乳記録用紙
入院中は授乳とオムツ交換の記録をするようにいわれました。看護師さんがこの用紙を見て、授乳できているか、おしっこやうんちが出ているか確認していました。

お風呂事情

赤ちゃんをバスするか尋ねられて、お願いすることに。看護師さんが、濡らしたガーゼを使って、赤ちゃんを拭いてくれました。アメリカでは沐浴させずに、ガーゼで拭き取るスタイルだそうです。

ハワイの病院でもらったお風呂セット
バスグッズ。初日に看護師さんがガーゼを濡らして拭き取ってくれました。

出生届

退院までに記入するように言われました。
予め決めておいた赤ちゃんの名前を記入しました。

夜中

夫はソファベッドで寝ました。赤ちゃんが2〜3時間おきに泣くので、交代であやしました。可愛いけど、二人ともヘトヘトに。

入院2日目

股間が痛くて腰回りの力が入りにくい状態は変わらないものの、問題なく歩けるように。

2日目で痛みは2まで下がりました。

小児科医が赤ちゃんを診てくれました。

また、看護師さんからの話を聞いて、母乳がうまくあげられてないのでもう一泊するのはどうかと、提案してもらいました。私も中々咥えさせられなくて不安だったので、もう一泊することに。母乳を上げるときは必ず看護師さんを呼ぶようにいわれ、赤ちゃんの抱き方や乳首の咥えさせ方、ゲップのし方を教わりました。

入院3日目

授乳については、2日目の午後から夕方にかけて看護師さんに都度教わり、夜が明ける頃には何とかなりそうだと自信がついたので退院することに。

帰りは、アメリカのルールでベビーシートがないと赤ちゃんを車に乗せられないので、看護師さんが車まで来てくれて、ベビーシートに赤ちゃんを括り付けるのを手伝ってくれました。

まとめ

今回は、ハワイ島での出産経験をお送りしました。アメリカで主流の無痛分娩ではなく普通分娩となったことは残念でしたが、夫が隣りで声をかけてくれて一緒に出産できたことや、2泊3日交代であやしたことは、忘れられない経験になりました。Dr.も看護師さんも細やかにサポートしてくださって、赤ちゃんの授乳に自信が持てるようになるまで授乳を助けてくれたのも心強かったです。

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