【ハワイ島】出産費用の総額は?保険あり・なしの費用は?金額も公開

ハワイ島の出産費用 ハワイ島出産

ハワイで出産する際の費用がどれくらいかかるかご存知でしょうか。

ハワイの出産は高額だと言われています。昔、カナダ人が急遽ハワイで出産したものの加入していた保険が適用されず、自己負担額が1億円になったというニュースがありました[1]。アメリカの保険料は非常に高いことで有名ですが、逆に保険に入っていなければ、何かあったときに自己破産しかねない請求額になってしまいます。。

筆者は、2022年夏にハワイ島で妊娠・出産しました。

筆者の場合、通院から出産・退院するまでにかかった費用は、約1,800ドル。為替レート143円で日本円に換算すると、26万円です。もちろん、保険で大幅にカバーしてもらった後の自己負担の金額です。

このブログ記事では、

  • ハワイ島で出産にかかる費用はどれくらい?
  • 保険なしの場合の費用は?
  • 支払いはいつするの?
  • 人によって出産費用が大きく変わるのはなぜ?

といった内容を、筆者の体験からまとめていきます。

もちろん出産費用は、妊婦さんと赤ちゃんの状態、出産の状況、保険プランなどによって変わってきますが、このブログ記事がこれからハワイ島で出産予定のご夫婦にとって、一つの参考情報になれば幸いです。

ハワイ島で出産にかかった費用の総額は?

保険ありの場合、自己負担額は総額1,800ドル(約26万円)でした。

ハワイ島で通院から出産までにかかった費用の概算は、以下の通りです。

項目自己負担額
産婦人科通院$750
血液検査などのラボ検査$116
ウルトラサウンド$66
ワクチン(父・母)$0
入院(父・母)$674
入院(新生児)$199
新生児の検査$12
集計$1,817
集計(円)¥260,409
[自己負担額] 為替レート143円で円換算
  • 産婦人科の欄には、出産費用も含まれています。出産はコナ・コミュニティ・ホスピタルでしましたが、定期検診は個人の産婦人科に通院しており、出産の主治医もそちらのドクターだったためです。
  • ウルトラサウンドは産婦人科とは別の施設で2回行いました。1回は出生前診断の検査のために、もう1回は出産直前に赤ちゃんの体位や成長の様子を確認するためです。
  • ワクチンはCOVIT-19, インフルエンザ, Tdapを摂取しています。保険カバーが適用されて自己負担額は0ドルでした。
  • 入院は2泊3日(大人は7食)しました。部屋代、食事代、痛み止めなどの費用も含まれます。
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ハワイ島で保険なしの場合の費用は?

保険なしの費用は、総額17,000ドル(約250万円)でした。

概算の金額は以下の通りです。

項目保険なしの金額
出産$2,989
入院(父・母)$9,227
入院(新生児)$4,621
新生児の検査$352
集計$17,189
集計(円)為替レート143¥2,463,871
[保険なしの金額] 為替レート143円で円換算

細かい請求まで全て書き起こすことが難しいため、金額が大きい請求のみ表示していますが、250万円にプラスで通院や検査、ウルトラサウンドなどの費用が足されるイメージです。だいたい300万円ほどではないでしょうか。

アメリカの保険料は高くて有名です。例えば、わが家の場合も2人合わせて1年で百万以上かかっています。

それでも、わたしの出産の場合は、1年間の保険料よりも、保険なしの場合の費用の方が圧倒的に高いので、保険に入っていて本当に良かったと思います。

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各費用はいつ支払うのか?

  • 産婦人科の通院・出産代は、初回検診でまとめて$700支払い、産後の最後の検診で足りなかった分を支払いました。
  • 産婦人科以外のラボで検査した、血液検査代やウルトラサウンド代などは、検査した後日、請求書が届いて支払いました。
  • ワクチン代は、保険が適用されて0円だったので支払いはありませんでした。
  • コナ・コミュニティ・ホスピタルの入院費用は、後日に請求書が届いて支払いました。
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出産費用が変わってくるのはなぜ? 

出産費用は次の条件などで変わってくるので、見積りには注意が必要です。

① 妊婦さんと赤ちゃんの状態
② 出産の状況(普通分娩か帝王切開か)
③ どの州で出産するか
④ 保険に入っているか
⑤ 保険プランでどの程度カバーされるか

筆者は、ネット上で詳しく見積もろうとしましたが、情報が見つけられず分かりませんでした。詳しい見積もりを知りたい方は、保険担当者や担当ドクターに聞くのが一番いいと思います。

ご参考までに、筆者の場合は結果的に以下の内容で出産しています。

妊婦さんと赤ちゃんの状態

母子ともに健康。妊娠後期には、赤ちゃんが子宮の中で骨盤位に(逆子ではない)。

出産の状況(普通分娩か、帝王切開か)

麻酔なしの普通分娩で産みました。アメリカでは一般的な無痛分娩を予定していましたが、病院についたら子宮口が開ききっていてすぐに分娩準備に入ったため、残念ながら麻酔を打てませんでした

どの州で出産するか

アメリカは州によって出産の費用に差があります。ハワイ州は、州の中ではそこまで高くはないとのこと[2]。

ただ、日本と比べれば充分に高額です。

保険に入っているか

ハワイの保険HMSAに加入しています。夫が会社でこちらの保険に入っていて、夫の扶養家族としてわたしも加入しています。

ハワイで妊娠・出産するなら、保険の加入は強くおすすめします。

保険プランでどの程度カバーされるか

保険のプランは、HMSAのPPOです。

HMSAのサイトで保険適用される範囲を確認しましたが、病院から請求される金額に対して保険適用される割合はわかっても、元の金額の相場感がないため、概算できませんでした。なので、アメリカのブロガーさんの記事を調べて「たぶん、大丈夫だろう・・・」と確認しませんでした。。

今なら、保険会社に細かく確認した方が良かったと思っています。

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まとめ|ハワイ島の出産費用は保険に入っていても・・・

このブログ記事では、筆者の体験談を元に、ハワイ島で妊娠・出産にかかった費用や保険がない場合の費用、各費用を支払うタイミング、人によって支払額が変わってくる理由について情報をまとめました。

要点は以下の通りです。

  • 筆者の場合は、保険あり(HMSAのPPOプラン)で総額1,800ドル(26万円)。ただし、年間の保険料と合わせると、日本よりも高額
  • 保険なしの場合、総額17,000ドル(250万)以上。1年間の保険料+保険適用された出産費用よりも、保険に入らない出産費用の方が圧倒的に高額。保険に入っていて助かった
  • 母子の健康状態や出産時の状況によって費用は変わるため、保険に入っていた方がリスクカバーできる
  • 過去には自己破産しかねないレベルで高額請求された人もいたので、保険でどれくらいカバーできるかは保険の担当者や担当医師に確認した方が良い

世界的に見ても、アメリカの医療費及び保険料はもの凄く高いです。なので、夫の仕事がなかったら、ハワイで妊娠・出産していなかったと思います。どこで出産したいか夫婦でこだわりはないので、医療費の高い国で出産する理由がないのです。。

もちろん、自然豊かなハワイ島で穏やかに妊娠生活を送れたことや、コロナ化にも関わらず、通院から出産までパートナーにも同席してもらえたことは、とても恵まれていたと思います!夫と、夫の会社にも感謝しています。

出産費用を詳しく知りたい方は、保険担当者や担当医師に確認するのが一番いいと思います。出産を通して、赤ちゃんは普通に生まれてくるものではないと気づきました。筆者は妊娠後期に「赤ちゃんが少し小さいかもしれない・・・」といわれて、気が気じゃなかったです。毎週、産婦人科で心音検査を30分ほど行い、赤ちゃんが元気かチェックしてもらっていました。万一のためにも、保険は大事だと思います。

いかがだったでしょうか?こちらの体験談が、これからハワイで妊娠・出産される方の参考になれば幸いです。


参考情報

  1. TOSAY, Million dollar baby: New parents from Canada shocked by huge U.S. hospital bill, https://www.today.com/parents/canadian-mom-who-gives-birth-hawaii-gets-near-1-million-1d80302220, Updated Nov-19-2014, Accessed Sep-25-2022.
  2. Move.org, This Is How Much It Costs to Be a New Mom in Your State, https://www.move.org/cost-to-be-a-new-mom-by-state/, Updated May-06-2019, Accessed Sep-25-2022.